生徒訪英環境学習
生徒訪英環境学習


訪英の経緯
 宮田西中学校の中学一年生23人が、平成11年8月に8日間の日程で、同町と同じ旧産炭地で環境保全活動の先進地という英国・ウェールズ地方のカーフリー市を訪ね、環境保全の視点を生かしたボタ山など炭鉱跡地利用のあり方などを学びました。
 出発に先立ち、生徒たちは8月18日、宮田町の渡辺豊利町長に訪英する予定を報告。「英国の環境保全活動を宮田町で生かしたい」と張り切っていました。

 そこで、訪英に至った経緯を簡単に説明します。
 この23人は、行政、企業、市民が連携して環境保護活動や環境教育に取り組む市民団体「福岡グラウンドワークトラスト研究会」(事務局・福岡市博多区)とともに、同町の笠松小学校に在校中から活動。植林活動や、学校近くの渓流にカスミサンシヨウウオを放流、水の浄化作用がある竹炭を川に入れるなどの実践を重ねていましたが、平成10年10月、こうした子どもたちを環境保全の活動を知り、笠松小を訪問してきました英国の市民団体メンバーに日ごろの活動を発表しました。その折、英国の訪問団から、英国の旧炭坑地帯であったウェールズ地方における環境改善への取組、とくに馬の形のした荒れたボタ山を美しいテーマパークへ環境改善の活動の話に感動しました。
 その子どもたちは、保護者たちに、是非英国に行き、その環境改善の取組を学び、その公園づくりに参加したいと熱烈に願いました。その子どもたちの清らかな願いに応えようと、保護者と子どもたちが一体となって竹炭(ちくたん)づくりに精を出すなどして資金を集めたり、地元企業や役所などの寄金をお願いするなどして、ついに実現する運びになったのです。
 主な訪英の計画は、英国の人々が官民一体でボタ山を馬の形に削って公園に整備する計画を学び、実際に作業にも参加するように計画しました。さらに現地の小学校の環境教育の授業や炭鉱博物髄などを見学することになりました。

 では、ごく簡単ですが、私のメモリー4として「環境教育訪英活動」の報告のページをご覧ください。 


1 活動結果の概要 
 宮田町立宮田西中学校の1年1組全員(23名)が、住民・企業・行政等のパートナシップによる環境改善及び環境教育を実践しているイギリス・ウエールズのグランドワークトラストを訪問し、宮田町におけるボランテイア活動、環境学習及び宮田町の歴史紹介、さらに炭坑跡地において公園造りを行いました。
 このことによって、帰国後、子供たちは、この経験を生かし、宮田町において、環境学習及び地域ボランテイア活動を企画・実施したり、自ら汗を流して公園造りを企画したりするなど、郷土の宮田町の自然と生活環境改善のために取り組む意欲・態度を高めています。
 今後の子どもたちの成長・活躍を期待しています。
            
2 行程及び概容


月日


地 名

時間

日 程 及 び 概 容





 
出発・到着




8/21
(土)

 

福   岡

成  田

 

午前

 

○福岡空港において壮行会(訪英者:生徒23名、保護者20名、随行員15名)

○福岡空港から国内線にて空路成田へ
福岡空港における壮行会
 訪英に尽力した保護者の多くが随行する




ロンドン


午後

○出国手続後、空路ロンドンへ

○ヒュースロー空港到着後、ホテルへ



 
ロンドン市内観光


8/22
(日)


ロンドン


午前


○バッキンガム宮殿、国会議事堂


午後

○大英博物館など








 
カーデイフ市訪問・環境学習等



8/23
(月)


 




カーデイ フ市
 


午前




○グランドワーク及び南ウエールズ地方の紹介受けて地域の池に於いて子どもとの環境学習体験
 


午後

○クライミング体験、アスレチックフィールドで地域の子どもたちとアスレチック遊びなど
































 
カーフリー市訪問・公園づくり等












8/24
(火)

















 












カーフリ ー市

















 





午前


 

○市議会において市長さんたちと歓迎セレモニーなど

○デルウエンデッグ小学校での合唱・踊りなどの交流会(右写真)
小学生とダンス



          










午後

○馬の形の公園建設用地での公園づくり手作業
小雨が降り続く中、山の上から造成中の馬公園を観る。






下写真「」の工事手伝い














上写真:炭坑跡地に造成中の長さが約200mある馬形の公園広場






      


○炭坑博物館の見学

○グランドワークトラストとの歓迎レセプション
 宮田町における環境学習の実践発表









グランドワークプリジェンド訪問・史跡巡り等





8/25
(水)





 





カーフリ ー市


 



午前

 

 
○休息

○グランドワークプリジェンドからビデオなどの説明







午後

○製鉄所遺跡巡り

○小学校訪問<公園への粘土細工などの飾り板作成>(下写真)など
 
カーフリー市の公園に飾る「飾り板」作成




 
コッツウオルズ地方視察



8/26
(木)
 



コッツウ オルズ地 方


午前

 

 
○牧場などの丘陵地帯見学

 

午後


○小川流れる町散策など





 
ロンドン市内見物・買い物からヒュースロー空港出発




8/27
(金)
 





ロンドン

 


午前

 


○動物園、蝋人形館


午後

○マーケットなど

○ヒュースロー空港から成田へ






 
帰着




8/28
(土)

 


名古屋


 


午前


 

 
○航空機内

 


福 岡


午後

○名古屋空港到着、福岡空港解散会式

○笠松小にて解散会など



※事後感想文やアンケートをとりました。
生徒たちは感動的に私たちにうったえました。そのうちの代表的な一つを紹介します。是非ご一読ください。

感想文「訪英を終えて」(原文)宮田西中学校1年1組 H.S.

 ぼくは、この渡英を終えて一番に思ったことは、自然環境のことも大事ですが、一番にこの英国行きに資金を寄付してくれた人、グランドワークの人、小中学校の先生方、そして、何よりも父母の人にどうお礼を言っていいか分からないくらい感謝しています。今、ぼくがお礼にできることは、自然を守ることだと思います。これからの地球を創っていくのは僕たちだからです。
 イギリスでは、いろいろなことをまなびました。カーフリーは昔炭坑が行われていたことや、ぼた山をあんなにすごく馬の形に変えられてしまうことなどいろいろ勉強になりました。僕たちの住んでいる宮田町も炭坑の跡地だったので、宮田町だけでなく日本全体を変えていきたいです。ぼくは、6年生の時にここに引っ越してきました、ぼくが以前住んでいたところはすごく都会であったので、緑は少ないし、車の排気ガスは多いし、臭いし、水もきたないです。だけど宮田町の水は、前住んでいたところよりはきれいでした。でも、イギリスの様ではなくなってきて、ゴミは多くなって、家庭からの排水で汚れてきています。しかしこれからは絶対にゴミをすてないと決意をして、なるべく洗剤を使わないといいうことを心がければ川は変わると思います。
 でもぼくたちだけがやってもあまり変わりません。だから日本中の人にこの活動をしてもらいたいと思います。イギリスと日本とでは自然環境の考え方がすごく違うと思いました。イギリスの人は自分のことだけではなく、ちゃんと自然のことを思って生活しています。でも日本の人は自分勝手なのです。しぜんを大切にするとい
学校付近での「古里クリーンアップ」活動
 帰国後、学校周辺の環境浄化のボランティア活動を自主的に計画し実行しました。そのことに感動した町の役場や警察の人、そして地域の人々も応援にきてくれました。「ゴミを捨てないで」という看板も自作して掲示しました。写真は、そのときのスナップです。
 その後も、文化祭での環境学習発表、理科での環境学習など卒業するまで、いろんな実践をしました。
 これらは、私たちの心に、体に永久に残ることと確信しています。みなさんありがとう。
うことは、思いやりを大切にしないとできないのです。今もどこかで缶などを捨てている人がいると思います。まずこのような人を注意して始めたいと思います。
 自然、それは、ぼくたちにはかけがえのない存在です。だけど、そのような自然をだんだんなくしていっています。今までの僕たちの活動は、ほんのちょこっとだけど、イギリスに行っていろんな事を学び感じました。その一つ一つを大事に宝物にして使って生きたいと思いました。ぼくたちはいま一億五千万年ちかくで築いた地球を10年近くでこわそうとしています。壊れないようにするためには、これからの地球をどう変えていけばいいのか、と思います。それは一人一人がゴミなどを捨てないような心がけのように、ほんの小さな事でも自然に対していいことをやってみてはどうでしょうか。
 今回のイギリス行きでとてもいいことを学びました。
 

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