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 私の学校教育の経験の中で忘れてはいけない校内研究の実践があります。私は、校内研究は子どもたち、学校、職員員を高める最も大事な要素として教師生命の第一としました。校長就任以来もこのことを一貫して通してきました。職員にはなかなか同意を、また協調を得ないこともありましたが、屈せず通しました。その過程で、下記のように県、全国レベルの中で研究を進められたことは職員・生徒(家庭)・地域の皆様のお陰でもあります。当時の校内研究の記録をそのままの姿で、感謝の気持ちでここにMYメモリーとして掲載します。


◇◇本校の研究テーマ◇◇

T テーマ「選び、創り、発するマルチメディア活用の研究」

〜全教育活動を通して、情報活用能力の育成を目指して〜


U 「授業を基盤とした豊かな全校音楽の創造」


(継続的・関連研究テーマ)

 



○ Tのテーマ 主 題 設 定 理 由

◇経 緯...本校には、昭和63年5月校舎新築の折、県下有数のコンピュータ室が設置されました。それ以来、本校は、コンピュータの授業活用を志向してきました。
 そのコンピュータが私が本校に赴任時の平成8年7月に更新されて、インターネットを取り入れたマルチメディアの活用が可能となったのです。

◇平成8年度までの活用
 コンピュータを使っての授業はほとんどの教科で活用されています。しかも、普段の授業において、さりげなく利用されてきています。
 例えば、理科実験のシミュレーションソフトを用いて、概念の理解を深めるために利用されました。また美術の時間にグラフィックで絵画の力を付けるためにも。さらに、英語では、CD−ROMによる動画アニメーション、バーチャルトラベル、などによって、英会話の素養を身に付けようとしました。
 このように、普段の授業において、さまざまに使われてきました。

◇平成9年度以降の研究方向・内容
 現代の生徒に求められる力は、主体的にたくましく生きていく力の高めであるといわれます。その「生きる力」には、多くの要素が含まれますが、そのいくつかに「情報活用の能力」が大きく占めていると考えます。
 その能力の中から、「情報の収集、選択、活用、発信等の力」のファクターを抽出することができるでしょう。
 したがって、本校では、主テーマにおいて右表

○  「収集、選択」→「選び」

○  「活用」→「創り」

○  「発信」→「発する

   
のように整理して、そのような生徒を育成するよう意欲的に取り組んでいます。
 そのとき、上図にあるように、福岡県教育委員会から重点課題研究「情報教育」、文部省から「情報リテラシー育成事業」及び「GLOBE」(地球観測学習プログラム)の三つの指定校・協力校・モデル校を受けることができました。
...そこには、一貫してこれまでのコンピュータ活用の確認・発 展と「インターネット」の更なる活用が求められていることを洞察することができることでしょう。コンピュータ室21台平成8年7月更新
  









三つの研究指定の概要

@ 【情報教育】(県指定・委嘱「重点課題研究」、3年間)
 高度情報通信社会に対応するための教育活動の創造するため、「多様な学習活動」「他機関等とのネットワーク化」「情報活用能力の育成」を志向し、2年次からは、学校研究を常時開放します。
A 【グローブ(GLOBE)計画】(世界50カ国参加「環境のための地球学習観測プログラム」モデル校、2年間)
 全世界の人々の環境の意識を高めるために、また、幼稚園から高等学校までの子供の地球に関するより深い科学的な見地を増し、さらに、生徒の理数能力の水準を引き上げるために、1994年に米国が提案しました。
○調査研究の項目
 ・大気、気候、土壌、ランドカバー、生物、水(総合的に身の回りの観測・調査を、ほとんど生徒の手によって行われます。本校では、平成9年10月頃から実施予定。 ・インターネットの活用・・・・上記の観測・調査データ等をインターネットを通して、送信、グローブアメリカのサーバーの活用さらにグローブ参加校(因みに日本19校、アメリカ1200校)による情報交換を行います。
B【情報リテラシー育成事業】(文部省、活用促進校、2年間)
 インターネットのネットワークを活用することにより、生徒の学習の対象を広げ、情報活用の能力を高めます。
 そのために、教育機関がサーバーになるなどして、そこをステーション・フィールドにした各教育機関等のアクセス、学校間の共同研究・交流・交換・情報の蓄積等を行います。

 

研 究 仮 説
 
 右図のように、各教科の授業や道徳・
 特別活動において、マルチメデイアコンピュータを利用したり、環境観測・発信を行ったり、さらにインターネットを利用したりする過程で、生徒自ら課題を見いだし、情報を調べ、つくり、発することを行わせていけば、情報リテラシーや自ら課題を解決していく力を高めるであろう。


      研究仮説構想図





 

これからの生徒たちに求められる資質や能力を下のようにとらえている。
@自分で課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、主体性をもって
  判断し、行動して、よりよく問題を解決する能力
A自らを律しつつ他人と協調し、他人を思いやる心や感動する
  心などの豊かな人間性
Bたくましく生きるための健康や体力 

 しかし、本校の生徒にとっても、様々な疑似体験や間接体験といったメディアに囲まれ、生徒たちの生活環境は大きく変化してきた。
 そのこともあって本校の教育は、間接体験のみならず直接体験をも重視しながら求める資質や能力形成を指向していかなければならない。
 したがって、学習・活動においては、生徒たち自身で問題をみつけ、問題を解決していくための方法を探る中で情報を活用して自ら解決に導いていくプロセスこそが大切である。その学習・活動を解決過程としてとらえ、そのプロセスを上図(研究仮説構想図)のように表した。

 その後、鋭意研究実践を続けました。

◇継続的・関連テーマについて

 U 「授業を基盤とした豊かな全校音楽の創造」

【経過】....本校は、平成3年度に全日本音楽協会(会長 真篠 将先生)の研究指定を受け、平成5年度に発表会を開催しました。その中心となったのが「全校合唱」でした。
 その後、本校には、全校合唱が根付き、教職員の離退任式

平成9年度12月宗像ユリックス自由大学にてミュージカル

、入学式、生徒集会など、さらに卒業式、文化祭、帰りの会など、様々な行事などに大きな歌声が響きます。
 これらを通して、本校の生徒を明るくし、自己充実感や連帯感を高めているものと思います。
 そのために、本校では、音楽の授業を大切にして、その授業内容、そして時間の確保に常に留意しています。そこには、教職員相互の理解と協力がいつも得られています。


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