天照宮の不動石(板碑(いたび)

天照宮の不動石

歴史の時空を求めて、時折行脚します。

宮田の700年の歩みを見つめてきた板碑(いたび)に出会いました。

それを報告します。


天照宮(宮若市磯光)



 下写真は、左図の「筑前名所図会」の同じ向きで、同じ場所(赤矢印先)に確かに板碑(いたび)が見えます。感激しました。700年ほど前の造り物です。
 上図で、左側⇒に○印が付いた縦長の石塔図があります。
 この図は「筑前名所図会」に見えるもので、正和元年(1312年)の記銘があります。とうことになりますと、この不動石は、1312年ということになります。




 
上部に枕形を彫り出しており、古墳時代の石棺底部の転用材!とのこと。確かに頂上部の丸形の凹みは、亡骸の頭枕です。びっくりしました。さあみなさん歴史の時空を感じてください。深さを思ってください・・・・。
 地上高164cm、埋没部をふくむ全高は2m以上と思われます。砂岩質の石材で、最大幅60cm、厚さ30〜20cm。上下二段に梵字がありますが、摩耗がいちじるしい。
 上段はタラーク(虚空蔵菩薩)、下段はカンマン(不動明王)であり、これが名「不動石」の由来と思われます。
  



 以上 福岡県文化財保護指導員 牛嶋英俊 氏 講演資料をもとに作成